近年、人工知能(AI)の発展により、様々な業界で効率化や自動化が進んでいます。これに伴って、働き方が変化し、AIと共存するために求められるスキルも変化しています。

「私は人工知能と共存しない」「私は人工知能を活用したくない」という選択肢はないくらい、物凄いスピードで発展して、実社会に導入されてきてます。

本記事では、これから本格的にやってくるAI時代に重要度が増してくるであろう能力をまとめました。

AI(人工知能)との共存時代に必要な能力

1.クリエイティビティと柔軟性

AIは、繰り返しの作業や単純な判断を伴う作業を効率化する一方で、クリエイティビティや柔軟性が求められる分野では、人間が引き続き重要な役割を果たします。例えば、アートやデザイン、ストーリーテリングなどの分野では、人間ならではの独創性や感性がやっぱり重要になると思います。(もちろん、AIならではの独創性も出てくるとは思います。)

また、未知の問題や複雑な状況に対処する際には、柔軟な思考やアイデアの発想が不可欠です。AI時代において、クリエイティビティや柔軟性を磨くことで、新たな価値を生み出すことが可能となります。

2.コミュニケーションとチームワーク

AI技術の発展によって、コミュニケーションやチームワークがより一層重要となります。AIは、情報の解析や処理を効率化しますが、その結果を人間が理解し、適切なアクションを起こすことが必要です。また、多様な職種や専門分野の人々と連携し、AIと人間が協働するチームを構築することが求められます。

コミュニケーション能力は、情報の共有や意思疎通を円滑にするだけでなく、他者との協力や共感を促すことで、より効果的なチームワークを実現します。このようなスキルは、人間がAIとの共存を円滑に進めるために重要な要素となります。

「人間だけ」とか「AIだけ」ではないから、コミュニケーションやチームワークは今もこれからも大切ですね。

3.AI(人工知能)を活用する技術力

AI技術が日常の仕事にどんどん浸透していく中で、それを活用する技術力も求められます。プログラミングやデータ解析、機械学習の基本原理など、AIに関連する基本的な知識とスキルを身につけることが重要です。AIのことを全く理解せず全部お任せというわけにはいかないのです。

また、特定の業界や職種において、AIを活用した専門的なスキルや知識も求められることがあります。どういった業界、職種・仕事でAI技術の影響を受けるのか、別途記事にしていますので参考にしてください。

4.学習意欲と自己改善

AI時代において、変化に対応し、自己改善を続ける能力が求められます。技術の進歩は、業界や職種によって異なる速度で進んでおり、その変化に適応するためには、学習意欲や自己改善のスキルが重要になります。DXの記事に書いたのと似ています。

自己学習や研修を通じて、新たな知識や技術を習得し、柔軟に職務に取り組むことが必要です。また、自分自身の強みや弱みを把握し、継続的にスキルの向上に努めることで、AIと共存し、競争力を維持・向上させることができます。

技術の発展スピードがとてつもなく早いので、私自身も日々勉強して、実験しての繰り返しです。

6.問題解決能力とクリティカルシンキング

AIは多くの問題を解決できますが、複雑で多面的な問題に対処する場合、人間の問題解決能力が重要となります。効果的な解決策を見つけるためには、論理的思考や分析力、状況判断力が求められます。

また、AIが提供する情報や分析結果を鵜呑みにせず、その正確性や信頼性を疑問視し、適切な判断を下す能力も重要です。データや情報に対する理解とともに、偏見や誤りを見抜く力も求められます。つまり、AIを活用して大部分が効率化できたとしても、AIですべてを解決できるわけでないということです。

7.エンパシー(感情移入、思いやりの心)

他人の感情や状況を理解し、共感し、適切な対応やサポートを行う能力です。これは、AIにはない人間固有のスキルであり、人間関係の構築や維持に重要な役割を果たします。私たち人間の生活ですからね…AIがどれだけ発達して社会に浸透してきても、私たち人間は人間なので。

エンパシー力を高めることで、他者とのコミュニケーションが円滑になり、信頼関係の構築が容易になります。特にサービス業やケア業界では、エンパシーが重要な役割を果たします。

人工知能の技術革新が起こっても

人工知能の技術革新が起こると、仕事も生活も大きく変化しますが、人工知能=神ではないので、得意不得意の部分はでてくると思います。人工知能やロボットが得意なところは任せて、人工知能やロボットが不得意なところをする。

昔から技術革新によって働き方や生活が大きく変化してきたので、これらは人工知能に限った話ではないように思います。結局のところ、技術の進展をしっかりとウォッチして、その変化に対応していくことが大切なのだと思います。