最近、人工知能(AI)だとか、ChatGPTなど耳にすることが多くなったけど、どうしてですか?
2023年に入ってから、ChatGPTが一気に注目が浴びましたが、ずっと昔から研究され続けてるんですよ。
AI発展の歴史
1940年代後半、ニューロンの研究から、人間の脳が神経細胞を活用して情報処理をしているという仮説が提唱されました。これを基に、人間の脳の仕組みを模倣し、コンピュータ上で知的行動を実現することが目標とされました。
1950年代から1960年代
- 1950年代:人工知能(AI)の研究が始まり、コンピュータによる思考の模倣が提案された。Alan Turingが、チューリングテストの提案を行った。
- 1956年:ダートマス会議が開催され、AIの研究方向性が議論された。このダートマス会議で、AI(エーアイ)という言葉が初めて使われた。
- 1960年代:John McCarthyによるLISP言語の開発、AI研究における基礎技術が開発されました。また、専門家システムと呼ばれる、人間の専門家の知識をコンピュータに取り込んだシステムが開発されました。
1970年代から1980年代
- 1970年代:AI技術を用いた専門家システムが商用化され、総合診断システムや医療診断システムが開発されました。
- 1980年代:人工ニューロンを基盤としたニューラルネットワークの研究が活発になりました。また、日本でも第五世代コンピュータプロジェクトが始まり、知能情報処理技術の研究が進められました。
第五世代コンピュータプロジェクトは、情報処理技術の飛躍的な進歩をもたらし、日本が世界的な情報技術の中心地となることを目指していました。しかし、プロジェクトは予想以上に時間と費用がかかり、成果の出方も遅かったため、結果的に計画は失敗に終わりました。その一方で、プロジェクトによってAI技術や情報処理技術の発展に大きな貢献を果たしたとされています。
1990年代から2000年代
- 1990年代:AIの商用化が進み、機械学習やデータマイニングの研究が活発になりました。また、AIによる音声認識技術の発展により、音声認識技術を用いた音声入力が可能になりました。
- 2000年代:Web2.0の登場により、ユーザーがデータを自由に投稿できるようになり、大量のデータが蓄積されました。また、Googleが検索エンジンにAI技術を導入し、検索結果の精度が向上しました。
2010年代以降
- 2010年代:Deep Learningの研究が進み、画像認識、音声認識、自然言語処理の精度が飛躍的に向上しました。AIがビジネスや社会の様々な分野に応用されるようになり、自動運転技術やIoT技術など、新しい技術の開発にもAIが活用されています。
- 2016年:GoogleがGAN(Generative Adversarial Network)の開発を発表し、画像や音声の生成に成功しました。また、AlphaGoがプロ囲碁選手を破り、AIの能力が高まったことが注目されました。
- 2020年代:GPT-3やGPT-4などの大規模な言語モデルが登場し、自然言語処理の精度が飛躍的に向上しています。AIの応用が進み、社会インフラや医療などの分野にも広がりを見せています。自動化や効率化、創造性の拡大など、AIが持つ様々な可能性が注目され、研究や開発が進められています。
安価に様々利用できる ChatGPT(チャット ジーピーティー)の認知拡大で、爆発的に広がっています。2023年は大忙しです。